2010年10月9日土曜日

ノーベル賞の受賞決定に一言

今年のノーベル賞各賞の受賞者が発表され、その中で化学賞受賞の鈴木章・根岸英一両氏と、平和賞受賞の劉暁波氏のニュースが多く取り上げられた。
鈴木・根岸両氏の受賞の結果、日本人の受賞は18名になり、部門別でも物理学賞と化学賞が7名ずつ、ほかに文学賞2名、平和賞1名となった。
(ノーベル賞の各部門別受賞者一覧はこちら)
それにしても驚くべきなのは、2000年以降の受賞者が10名、21世紀に入ってから9名が受賞し、その全てが物理学賞と化学賞の受賞者という点である。ようやく日本人の科学研究が世界的に評価される時代になったのか、と言う思いもある。
(日本人の物理学賞受賞者にはアメリカ国籍の南部陽一郎氏を含む)
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他方で、劉氏の平和賞受賞に関しては、中国政府の「過剰反応」ぶりの報道が目立つ。実は中国在住の中国人としては初のノーベル賞受賞者になるらしいのだが、それが反体制派で投獄中とあっては、中国政府にとっては面子丸つぶれ、と言った所か。尖閣列島の一件で日本に様々な嫌がらせをした中国政府が、これからノルウェー政府や過去の平和賞受賞者に対して、どのような対抗措置をとるのか、注目してみたい気がする。
とりあえずは反体制派が平和賞を受賞した事があるミャンマーやイランと手を組んで、反欧米キャンペーンを繰り広げるのではなかろうか。

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